とりあえず、http://d.hatena.ne.jp/sayume/20040808#p2へのお返事を少しだけ。


>マシュウおにいちゃんに限らず、ネットでの議論で非常に多い気がしてどうかと思うのは、「相手の質問形式」を無視して答える人が多いことですね。
 それは困りました。何しろわたくし、幼少時から相手の質問形式を無視して返事をすることで悪名高かったものですから。親が頻繁にキレてました。その意味では、そもそも僕には論理的な思考というのが困難なのかもしれません。
 ところで、ネット以外の議論だと上手く行ってるかっていうと、どうなんでしょう。


http://blog.tatsuru.com/archives/000239.php
 再び教室にもどって質疑応答。
 意拳は人間ひとりひとりが蔵する潜在可能性の最大化のための体系であるということをながながと話したあとなのであるが、「K−1やプライドのリングで戦って勝てますか?」と質問が出て、光岡先生の顔に「マル子の縦線」が浮かぶ。
 「先生の顔に浮かんだ縦線」というのは、相手の質問形式に従ってはいないのだけど、僕らはそこに雄弁な「答え」を読み取ってしまうわけで。むしろ、ネット以外の議論のほうがこのような答え方が多い気がするのだけど。



 ところで本題なんですが、「質問をしているひとは、自分がいったい何を訊いているのか、そして自分の質問の形式について、きちんと理解しているんでしょうか?」
 別の言葉で言うと、「あるひとが、自分の質問の意味をきちんと理解しているとき、そのひとは自分の質問それ自体に、どの程度答えることが出来るのだろうか?」
 あれですね。学問分野で言うところの「正しく問題が定義できたら、半分以上解けたも同然」ってやつでもあります。