やったことリスト
自戒と、あと他のかたへの参考のために。
2020年4月25日
(文面を書き換えました)
以下のツイートですが、過剰診断は検査における偽陽性ではないのですが、NATROMさんから指摘されるまでそれに気付きませんでした。
たとえば、がんの進行が非常に遅く通常の寿命の範囲内では悪影響をもたらさないものがあった場合、検査では陽性と判定されますが、手術などで取り除くことは患者の余命やQOLには影響を与えないどころか、手術によって悪影響が出る可能性があります。このようなケースについて「過剰診断」(overdiagnosis)と呼びます。これは疾患ではないものが検査によって陽性だと判定されてしまう「偽陽性」(false positive)とは違うので注意が必要です(今回問題になった箇所です)
患者に検査を行う際は、このような偽陽性や過剰診断、その他の可能性を考慮に入れて、「患者にとって、検査を実施することで得られる利益が不利益を明確に上回るのでなければ検査をしてはならない」という点について検討する必要があります。
(これらは一般化できる話ではなくて、個別の事例、たとえば原発事故後の福島県における甲状腺検査はどうなのかという話については、それぞれ事例ごとにきちんと検討する必要があります)
かつて、甲状腺検査における「過剰診断」について議論していたときは、私はそれを理解していたはずなのですが。いつのまにかすっぽりと頭から抜け落ちていたようです。本当の意味で理解していなかったからこのような間違いをするのだとは考えたくないところですが。
過剰診断の議論における「偽陽性」云々が、ツイッターとかでのPCR検査抑制を主張する意見に与えた影響は大きい気がするので、NATROMせんせいは本当に罪深いということになるのではないか。
— flurry (@flurry) 2020年4月25日
flurry on Twitter: "過剰診断の議論における「偽陽性」云々が、ツイッターとかでのPCR検査抑制を主張する意見に与えた影響は大きい気がするので、NATROMせんせいは本当に罪深いということになるのではないか。"
- [トンデモ]
ならねえよ。過剰診断と偽陽性は違うって、さんざんっぱら説明したでしょう。
2020/04/25 19:47
訂正します。過剰診断について偽陽性という言葉を用いるべきではなかった。「過剰診断の議論における『検査しないほうが結果的に正しい』が、ツイッターでのPCR検査抑制の主張に与えた影響は大きい気がする。その点でNATROMせんせいは罪深いのではないか」ということで。https://t.co/sjCngF3U9X
— flurry (@flurry) 2020年4月26日
以前の内容について
はてなダイアリーからはてなブログへの移行の際に、以前の「やったことリスト」の内容が移行できていませんでした。
とりあえずInternet ArchiveのURLを貼っておきます。時間があるときに手動で移行するかもしれません。
http://web.archive.org/web/20161211184650/http://d.hatena.ne.jp/flurry/10000000