ブッシュの再選に対する革新派の最初の反応は、絶望、さらには恐れといったものであった。ブッシュのこの4年間が単なる悪夢でなくなってしまったのだ。ビッグビジネスと原理主義ポピュリズムとの悪夢のような連携が転がり進んでいくであろう――ブッシュは新しい熱意でもって彼の政策を遂行するであろうし、保守的な裁判官が最高裁判所に任命され、イラクの次にまた他の国を侵略し、そしてアメリカ合衆国における自由主義をより一歩絶滅に近づけるであろう。
 しかし、この感情的な反応こそ、まさしく我々が抵抗しなければならないものである――自由主義者が彼らの世界観を我々にどの程度押しつけることに成功したかについての証人になってしまうだけなのだから。我々が冷静な頭脳を保って静かに結果を分析するならば、2004年の選挙は全く異なる光の下に浮かび上がってくるであろう。