同じことが、最近、政府が拷問を行っていることを公認したことにも当てはまる。ディック・チェイニーが拷問の必要性についての猥褻な声明を行うとき、我々は問うべきであろう。
「なぜあなたはそれを公言するのか?」
 まさにそれこそが我々が為すべき質問である。あなたにその声明を行わせているのはいったい何者なのか? 「24」に関して本当に問題であるのは、番組が伝えているメッセージではなく、メッセージが公然と認められているという事実である。この事実は、倫理的・政治的な基準に関して我々が深く変化していることの嘆かわしい徴候なのだ。

(了)