1800-09-24 ■ ■「テロとの戦い*1」においては、テロリストだけでなくCTUのエージェントも哲学者のジョルジョ・アガンベンがホモ・サケル(homini sacer)と呼ぶもの――彼らを殺しても処罰されないような、法律的にはもはや人間と扱われないものたち――になる。エージェントは法権力の代わりとなって活動する一方で、彼らの行為はもはや法によって保護されることも拘束されることもない。彼らは法の領域の中にある空白のスペースで活動するのだ。 *1:"War on terror" イラク戦争開戦時に、アメリカのメディアによってしばしば使われたフレーズらしい。