むかしプログラマがいました。彼は、とある一片のコードにすっかり困り果てていました。ただの1つもコメントがなく、一体どこで何をどう処理しているものやら皆目見当がつきません。彼は作者を呪いましたが、そのコードは何年もの間、彼を魅了し、そして悩ませ続けました。そんなある日、ひらめきは突然に訪れました。彼はすべてを理解したのです。そしてまた、1つのコメントも必要がないわけも悟ったのです。

――Sriram Srinivasan「実用Perlプログラミング」(オライリー・ジャパン