「サマー/タイム/トラベラー」(続々)

まだ続いてしまったのですが。































 とまあ、おおよそそんな感じ。それはまったく感動的で、未来志向で、つまりはその時の気分にまるでそぐわなかった。そんなわけでぼくらは涼を睨み、ポインタを睨み、キーボードを問答無用で奪いとると、話を先に進めた。
(1巻 266ページ)

 涼かわいいよ涼。えうー。
 やっぱ、1巻後半の「タイムトラベルSFを分類してみよう」は適当に過ぎるとゆーか。容易に勝てそうな相手ばかり選んで、したり顔で分類分析してみせる。主人公たちも新城カズマも手抜きが過ぎやしねえか。もうちょっと本気出せよ。
 というか、2巻でヴォネガットの名前が出てくるくせに、あの配置図に「スローターハウス5」が載ってないのは一体どういうことだと思ってみたり。まあ、どういう理由で彼らが「スローターハウス5」を図に入れることを止めたのか、その際の議論がどうだったのか、想像してみると色々と楽しくはあるのですが。(あの配置図の文脈と「スローターハウス5」とがどのように関係するのかは、話すと長くなるのでスルー)